カニは、東京タワーのてっぺんから地上の空き缶を拾うような物
東京タワーは、ご存じのように高さは333m。
333mというと、ズワイガニが生息している辺りが、水深300~400mなので、ちょうど高さと深さが同じになります。
すなわち、タワーのてっぺんから、網を下ろして、地上に落ちている空き缶を拾うようなもの。
300m上空から、散らばった空き缶を獲るのですから、至難の業という事が、想像していただければお分かりいただけると思います。
ズワイガニを引き上げ直後の画像。もちろん狙いはカニですが、カニ以外にもいろいろな物が混ざっていて、開けて見るまで分かりません。カニ、魚、貝だけなら良いですが、ヒトデ、クラゲ、時には、大きなゴミまで様々な物が。
底引網漁は、神秘の海底の獲物を狙う漁なので、何が入るか分かりません。何処の船でも大小も、関係無く一緒です。