カニのセリも、港によりセリ方いろいろ

港により、さまざまなセリの方法

京丹後市網野町 浅茂川港 大いに善しの 唯一の底引網 大善丸が所属しています。弊社 魚政は、もう60年以上 ここ浅茂川港の仲買人です。最も大切にしている港です。 シートの上に氷を引き詰め 主に重さ別に並べて 大きなカニから、せり上げで、セリにかけられます。

京丹後市丹後町間人港。ここも同様に シートの上に氷を引き詰め   重さ大きさ別に並べられ 大きなカニから、基本 5枚づつ せり上げでセリにかけられます。 5隻所属。 幻のカニとも呼ばれていましたが、まとまれば それなりにあります。

兵庫県新温泉町 浜坂港 海水の入ったタンクのまま 活かした状態でランク 大きさ別にセリにかけられます。 大型船を中心に隣の諸寄港と合わせて13隻所属。泳いだままセリにかかるので、ベストなセリの方法。 タンクは、100g刻みで、タンク毎に、せり上げでセリにかけられます。 

兵庫県香美町柴山港 選別日本一が謳い文句で その名の通り 細かく選別され 大型タンクに仕切りを入れて、活けガニの状態で、それ毎に 一発入札で大きなカニから、セリにかけられます。大型船 7隻所属。いち早く 泳いだ状態でセリにかけるセリを取り入れた港です。

兵庫県豊岡市津居山港 木箱に氷が引き詰められて 基本 5匹単位 小さいカニから、せり上げで 競られます。 大型中型合わせて 11隻所属。

福井県越前町越前港 セリ場近くの水槽に泳がされ、 セリにかける直前に並べて 大きさ毎 100g単位で、大きなカニから 競られます。 中~小型 約40隻所属

この他にも、兵庫県香美町香住港 京都府舞鶴市舞鶴港もあります。
港により、セリ方が全く違う事がお分かりいただけると思います。 何処の市場も特徴で、セリの特性に合わせて仕入れる事も非常に重要なポイントです。

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