特撰とお徳用の違い – セイコガニ編(香箱ガニ、セコ蟹、コッペ)

雌のセイコガニの場合は、基本 見た目 色目の違いになります。特撰は、初卵産と呼ばれる 初めて産卵したセイコガニになります。 お徳用の場合は、市場では、ヤケと呼ばれ経産卵と呼ばれる 2回以上産卵したセイコガニになります。最終脱皮してからの時間が経っている為 徐々に色目が濃くなってきます。 
セイコガニの場合でも 脚落ち 短足等のお徳用もありますが、分かりやすいように この見た目の違いだけで、特撰 お徳用と、分けています。水揚げが極端に少ない時には、脚落ちが含む事があります。 

※セイコガニの場合は、小指無しも、特撰扱いとさせていただきます。

特撰のセイコガニは、その美しい白色が特徴で、見た目の美しさは際立っています。最終脱皮から約1年が経過し、初めて産卵したセイコガニを厳選しており、この段階のカニは特に外見の輝きが際立ちます。

外子(卵)は赤紫がかった色を帯びているものが多く、この色合いが品質の高さを表しています。ただし、まれに外子がない個体が存在する場合がありますが、外子はお客様にとって大変重要な要素です。そのため、外子の有無を厳密にチェックし、外子のないものが混ざらないように、丁寧に選別してお届けいたします。お客様には、品質を徹底的に追求した最高のセイコガニをお届けできるよう、常に心掛けております。

お徳用のセイコガニは「ヤケ」と呼ばれることが多く、2回以上産卵したセイコガニです。最終脱皮から2年以上が経過しているため、その間にお腹や脚の裏側が少し茶色がかってくるのが特徴です。これは専門的には「経産卵メス」と呼ばれる状態で、外観にやや経年変化が見られますが、味や品質にはほとんど影響しません。

このお徳用セイコガニは、身詰まりがしっかりしている個体が多く、外子が大きく膨らんでいるのも魅力のひとつです。外子の色は赤紫からオレンジ色に近いものまで幅広く、産卵回数や生息場所、個体ごとの違いにより変化があります。そのため、外子の状態や色を好む方も多く、お徳用セイコガニには独自の価値があるとされています。

また、お徳用のセイコガニでも基本的には脚が揃ったもの(小指除く)を選び、お届けいたします。お求めやすい価格でありながら、味と品質をしっかりと楽しんでいただける商品です。

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